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現在、輸出用梱包材のうち生材製の物は、貿易国間での有害動植物の侵入、及びまん延の危険を低下させる為に、熱処理をしたものを使用する事が国際基準として定められております。
そして、そのルールに定められた材料で梱包された物である事の証として、梱包業者が梱包外装の定められた場所に指定のスタンプを押印しております。 |
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では、なぜ梱包業者がその事を証明するのか?
もちろん当該梱包材を準備するのは梱包業者だから、という事もありますが、もう一つ重要な理由が
あります。
それは「梱包を行う」のが、梱包業者だからです。
我々梱包業者はお客様からの御依頼を受け、梱包に使用する材料を準備し梱包を行う訳です。
という事は、外装箱に内容品を入れるのも梱包業者という事になります。つまり梱包業者は「外装箱
内に国際基準に満たしてない木材を入れていない」事を保証できる唯一の存在となるのです。 |
一般に輸出用の梱包材はいわゆる「メクラ」仕様となっている物が多く、箱の外から内部を見る事は出来ません。つまり、箱の蓋を閉めて封函してしまったら最期、中に何が入っているのかわからなくなってしまいます。
ですので外装内部を最後に確認できる梱包事業者が、 国際的な保証の一端を担っているのです。 |
梱包箱のみの販売の場合、そのご注文の前提として「梱包はお客様自身の手による」事が挙げられます。国内流通に使用する梱包材に関してはそれでも問題は無いのですが、輸出に使用する物はこれらの理由で「梱包作業までも含めた物」で無いと提供できない事となります。
熱処理済のスタンプを押印する事が出来るのは、当該梱包を手掛けた梱包業者に限られるのです。 |
しかし・・・・・
「梱包に掛かるコストを少しでも減らしたい。」「梱包はどうしても自分で行いたい。」というお客様には、「合板箱」のご提案を行っております。 |
合板等の、接着剤の使用、加熱加圧等の処理をされて作られる加工木質材料は「NO WOOD」として判断されます。
したがって合板箱の場合、木製梱包という判断が適用されないので、熱処理済のスタンプも証明書も必要ないのです。 |
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